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千葉県  大洞院  イチョウ
大洞院の大イチョウは樹齢推定450年で樹高が26mで幹周りは柏市内で最も太い5m32cmであり、柏市指定保護樹木に指定されています。

今回、450年で初めて剪定を行うこととなりました。
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今回はイチョウをコンパクトにし樹形を乱さぬよう数年先の萌芽を前提に樹高を26mから20mに枝張りを10mから6mに縮める強剪定を行いました。
クレーンで吊り、チェーンソーで切除していきます。
混み過ぎている不要枝を切除しました。伸びすぎた枝も適正な大きさに縮めました。
太い枝先に細い枝を1〜2本残すことができるものについては新しい徒長枝の突出を防止する意味で残しました。
写真では小さく見えますが、切りおろし枝は長さ6m、直系25cmになるものもあり、下に下ろすととても大きく重たいです。
切り口には代皮材のカールコートというオリジナルの保護材を塗布して幹の腐朽を防止します。

上から見ると、遠くには富士山やスカイツリーも見えていました。
根元には石巻がされていましたがこれを取り除き、土をほぐしてオリジナルバークを耕転し土づくりをしました。

この耕転作業で昔のお寺の地形は現在よりも低く、根元は約15〜20cm客土されていました。
この剪定で台風や大雨などからの抵抗を小さくでき、倒伏や枝折れの心配も軽減できました。

地域のシンボルとして永く美しい姿で現存していけるものと思います。