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宮崎県  ヤマモモ
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〒576-0033 大阪府交野市私市5丁目17番11号 TEL:072-892-3460 FAX:072-892-3247
大変多くの枯れ枝があり、全てを切除し、これだけで風通しが良くなりました。合わせて不用枝として混み過ぎていたり、重なっている枝などを10〜20%程度剪定し、日当たりが梢の奥にまで差し込むようにしました。
このヤマモモの最上部は4本の枝による樹冠が大きい為、風の抵抗を強く受ける事と枝の1/2以上が傷によって欠損している為に養水分の移動が少なく、結果として樹勢が弱い状況がでした。
とても自立して枝を張り続けられないほど腐朽が進行していました。そこで中央に支柱を建てワイヤーで最上部にある四方向の枝を吊り上げるという方法を試みました。
最上部の股の部分はかなり腐朽が進行していました。
木の周りを単管で囲み、足場を作っていきます。
腐朽部をキレイに除去後、消毒し、オリジナルの保護材カールコートにてコーティングします。
鉄筋・ラス網で配筋し補強します。
モルタルで表面を仕上げます。
支柱で四方の枝を吊っています。
一本の枝を2ヶ所ワイヤーで吊り、更に対角の枝とバランスを取りながら4本の枝と枝幹を6oと4oのワイヤー40mを使い補強しました。
左右にも振れないようにワイヤーを張りました。
内部の腐朽物を可能な限り取り出し、十分な殺菌殺虫剤を投入し、無菌に近い川砂を農薬と混合しながら100L程度を幹内部のGLより下側に入れ、雑菌等の増殖を防止しました。
幹周辺をGLより50cm掘り下げると、主幹にある傷が主根にまで広がっていました。
消毒後、鉄筋で配筋し強度を持たせます。
表面をモルタルで覆い、擬木仕上げしました。
速効性の肥料と遅行性の有機肥料を十分に与えられたので、来春以降の新根と新芽の伸びが期待できます。
最上部は4本の枝による樹冠が大きい為、風の抵抗を強く受ける事と枝の1/2以上が傷によって欠損している為に養水分の移動が少なく、結果として樹勢が弱い状況が解りました。そこで、これを解消するには玉作りを小さくし、現状より30cmほど小さくする事が望まれます。施肥で樹勢を高めながら毎年5〜10%程度の縮め剪定を行ない、5年程度かけて縮め剪定して下さるように出入りの造園業者の方にお願いしました。。